主題B「ネットワークメディアと現代社会」 (2学期、木曜1コマ、H24)

最終更新日 2013/1/31

講義資料について

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授業の概要

インターネットの普及により、社会のありようが変化しています。特に、ソーシャルネットワークサービスと呼ばれる「人と人とをつなぐ」ネットワークサービスにはメリットがある一方で危険性も潜んでいます。この講義では、このようなネットワーク社会について現代の問題を概観した上で、 学生のみなさんにも調査・討議を行ってもらい、ネットワーク社会に関する高い見識を持ってもらうようにします。

授業の目的

情報リテラシーの授業では基本的な情報機器の使い方や他人に迷惑をかけない最低限のネットワークリテラシーを学びますが、この授業ではネットワークを社会活動にどう活かしていくか、社会にどのようなメリットと変化をもたらすかなどを考察します。

シラバスには記載していませんが、読書の習慣をつけてもらうことも目的の一つです。

到達目標

  1. ネットワークサービスの歴史について簡単に説明できる。
  2. ソーシャルネットワークサービスのサービス肉容と有効な活用方法について説明できる。
  3. ネットワーク社会の今後について討論できる。

シラバスには記載していませんが、ネットワークへの情報発信を実名で適切に実行できることも目標としてください。

授業の方法

最初に背景知識としてインターネットの歴史とソーシャルネットワーウサービスの現状について講義します。その後で3週を単位lこ3回のグルー プ討論を行います。討論では、ネット炎上、ソーシャルネットの個人としての活用、ソーシャルネットの社会としての活用、ウェブ社会のプラスとマイナス、今後のネットワーク情報サービス、等について教科書などを利用してグループ討論を行います。他学部の学生とも交流し、さまざまな意見を交換してください。また、実際にサービスを体験する必要もあるので、パソコン(ない場合はスマートフォン)を持参してください。

なお、討論の結果については発表の機会を設けますので、プレゼンテーション力も磨いて下さい。ただし、受講人数により、全員にプレゼンテーションの機会を与えることは難しいと思います。

成績評価

3回のレポートにより評価します。ただし、グループ討論への参加状況が悪い場合にはレポートの内容にかかわらず単位を認定しないことがあり ます。

講義予定

日程
内容
備考
10/4
オリエンテーション  
10/11
インターネットとソーシャルネットの歴史
 
10/18
 
10/25
 
11/1
 
11/15
テーマ討論(1)ネットワークのもたらす新しい社会への展望 論点1
参考資料:クラウドファンディング
論点2
レポート課題1 (講評つき)
11/22
11/29
12/6
12/13
テーマ討論(2)ソーシャルネットの危険な一面 論点1
論点2
レポート課題2 (確定)
12/20
1/10
1/17
テーマ討論(3)ネットワークで社会はどう変わる? 論点
レポート課題3
1/24
1/31

教科書・参考書

以下の図書を、テーマ討論の材料として必ず読んで下さい。(全部定価で買って、税込5187円です。生協だともう少し安い。)

  1. 「ウェブ進化論」、梅田望夫、ちくま新書 2006 [テーマ1用]
  2. 「情報の呼吸法」、津田大介、朝日出版社、2012 [テーマ1用]
  3. 「ウェブ炎上」、荻上チキ、ちくま新書、2007 [テーマ2用]
  4. 「ウェブはバカと暇人のもの」、中川淳一郎、光文社新書、2009 [テーマ2用]
  5. 「一般意志 2.0」、東浩紀、講談社、2011 [テーマ3用]

以下の図書は、副読本として名前を挙げておきます。