平成13年1月29日に実施した定期試験の講評です。(2001/02/28 垂水浩幸)

以下、赤字が問題文です。

第一問

グループウェアの初期の研究例は技術指向で進められたものが多いが、研究としては面白くても実際には有効に利用できなかった技術がある。そのような例を一つ取り上げて説明せよ。

講評

第二問

以下の用語や概念のうち、任意に選択した5つについて知るところを簡潔に説明せよ。

(a) ユーザ参画型設計

(b) (グループウェアで取り扱う)インフォーマルコミュニケーション

(c) コミュニティコンピューティング

(d) WfMC

(e) Steve Benford らが定式化した仮想空間のアウェアネスモデル

(f) Production Workflow

(g) CSCL

(h) ethonographic approach

第三問

一つの文書を遠隔地に分散した二名のユーザが並行(編集操作権を一名のユーザに限定せず、両者に同時に編集操作権がある状態を意味する)に編集する場合、通常は編集操作のインタラクティブ性を向上させるために、各サイトでローカルに編集対象文書を保持し、編集操作内容を通信しあって、互いに文書の矛盾が生じないようにする。また、編集操作の取消(undo)も効率良く行うために、各サイトで編集履歴も保持して管理する。
このような環境におけるundo 操作について、その考え方、生じ得る問題等について知るところを述べよ。