工学倫理(二学期・月2) 2018年度版

last update: 2019/03/11

注意事項


講義資料について

講義資料はパスワード保護されています。パスワード発行はこちら

授業の概要

最初に契約、法、倫理の相互関係、および法律の基本事項について示し、簡単に法律の例を示した後、技術者が負っている責任、技術者の行動指針、社会とのかかわり、等について順に講義する。授業中、事例についてピデオ教材等で適宜示す。また最後にグル ープ討論と発表の機会を設け、学生が自分の意見が言えるようにするとともに、学生のコミュヱケーション能力の向上も目指す。

授業の目的

これから専門技術者となる諸君が今後担当していく仕事は、社会に対して大きな貢献ができるやりがいのあるものであるが、一方で杜会に対し て十分説明責任を果たせるものであることが要求される。本講義では、技術者の行動規範となる倫理について学び、法と倫理の位置付け、技術者にとって重要な法律、過去に技術者が起こした問題の事例、その他関連事項について知識を得て、技術者の社会的責任についても深く考察し、正しい行動選択に役立てられるような力を身につける。技術者が行動判断に迷うような事例について、討論した上で問題解決につなげていく力を身につける。

到達目標

  1. 法と倫理の遣いについて説明できる。
  2. 技術者の仕事の特徴について説明できる。
  3. 技術者が負っている様々な責任について説明できる。
  4. 技術者と社会とのかかわりについて、内部告発や倫理綱領を例として説明できる。
  5. 技術者の行動判断が倫理的に問われる場面に対して、自分の意見を述ベることができる。

学習・教育目標との対応

DP コード:dbcT

電子・情報工学科/信頼性情報システム工学科:E, G-8

成績評価

毎回の出席用紙の提出課題30%、レポート30%、期末試験40%で評価する。
レポートは討論内容に関するもので最後に一度だけ課し、必須である。
試験では、到達目標(1)-(4)について達成度を評価する.
試験において基本的な問題が6割以上解答できていない場合には、達成目標 1-4 が未達と考えざるを得ないため、他の評価要素(出席用紙の課題、レポート)の達成度にかかわらず不合格とする。
※ 「毎回の出席用紙の提出課題」は、出席が確認できればよいというものではなく、書かれた内容を評価している。

予定

リンク先資料は昨年度のものの場合がありますが、順次更新します。

回数 日程 内容 備考
1 10/9(火) オリエンテーション;技術者の行動規範 (10/9 更新)  
2 10/15 技術者の行動規範;法律の基礎 (10/10 更新)  
3 10/22 法律の例 (10/10 更新) (民法、製造物責任法、不正競争防止法、不正アクセス禁止法)  
4 10/29  
5 11/7(水) 技術とは何か、技術者とは何か (10/26 更新) (科学と技術の関係、技術者の業務の特徴)  
6 11/12  
7 11/19 身近な人への責任、同業者、消費者、使用者、地域、異文化、未来への責任、技術者の行動指針 (11/19 更新)  
8 11/26  
9 12/3  
10 12/10  
11 12/17 倫理綱領、内部告発、研究者の倫理 (1/4 更新)  
12 1/15(火)  
13 1/21 グループディスカッション 他学科と合同
14 1/28 発表会  
15 2/4 発表会・まとめ  
16 2/14(木) 試験  

 

オフィスアワー

オフィスアワーは、水曜2限目です。

過年度の「情報倫理学」・「工学倫理」

2001年度版/2002年度版/2003年度版/2004年度版2005年度版2006年版2007年版2008年度版2009年度版2010年度版2011年度版2012年度版2013年度版2014年度版2015年度版2016年度版2017年度版