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国際的に活動(輸出入や技術の外国への発注を含む)する企業では必ず英語能力が要求される。また、最新のソフトウェアは英語版から供給されることが多い。研究者になれば英語論文の読み書き、発表能力が要求される。この講義では、これらの場面で必要になる実用的な英語能力を身につける。最低目標はたどたどしく時間がかかってもよいから同分野の技術者と口頭あるいは文書で技術的な意志疎通ができる程度の英語力を身につけることである。
英文読解、特に論文読解については卒業研究や他講義等で今後勉強する機会は多いので、本講義では論文以外の技術文書を題材にして3週のみの扱いとする。一方、作文技術については学ぶ機会が少ないので、本講義では特に時間を割き、良く使われる単語や言い回しを例文で学んでいく。またリスニングについても経験を積む。難しいだけの受験英語はいったん忘れて、実用英語の観点から取り組みなおす。時間に余裕があれば特許英語も取り上げたい。
毎回、講義を行いつつ、学生に指名解答させるので必ず予習の上出席すること。読解では技術マニュアルや初歩的な教科書などを題材とする。作文では、punctuation (カンマやピリオド)や名詞の単数/複数の扱いといった基本的なことが忘れられている傾向があるので、基礎から再学習し、技術文書によく出る単語や言い回しを習得する。リスニングは技術的内容のビデオを使用し、下の授業計画には示していないが気分転換を兼ねて随時実施する。
4回以上欠席の者、レポート未提出の者には単位を認めない。出席回数を満たした学生に下記授業計画の各週理解目標の到達度を評価する筆記試験を行い、60%以上の得点者を合格とする。合格者に対して、試験の点を60%、レポート点を40%の総合評価計算を行い成績とする。なお、講義室が小テスト実施可能な広さの場合は、レポートに代えて小テストを実施することがある。
辞書ソフトは積極的に利用して欲しいが、翻訳ソフトの利用は一切禁止する。理由の如何や程度を問わず、レポート作成等に翻訳ソフトを利用した場合は不正行為とみなし、単位を認めない。この講義だけで英語の実力が十分に向上するものではないので、講義以外の場でも能力向上に努力して欲しい。TOEIC への挑戦を強く推奨する。3回まで欠席を認めているのは病欠や部活動、就職活動等を考慮したものであり、これらの理由による欠席をカウントする。従って学期中に病気になっても良いように自己都合で欠席しないこと。ただし、病欠のみで4回以上欠席の場合は診断書の提出により考慮する。
回数 |
日程 |
内容 |
備考 |
1 |
4/10 |
オリエンテーション | |
2 |
4/17 |
技術英文を読む | 今年のテキストはこちら (訳付) |
3 |
4/24 |
技術英文を読む | |
4 |
5/1 |
技術英文を読む | |
5 |
5/8 |
技術英文を読む;基本事項 | |
6 |
5/15 |
IT 作文 (名詞、冠詞) | |
7 |
5/22 |
IT 作文(名詞、冠詞) | 小テスト(解答例は配布資料等にある通り) |
-- |
5/29 |
休講 | |
8 |
6/5 |
IT 作文 (動詞と動詞句) | |
9 |
6/12 |
||
10 |
6/19 |
レポート出題あり (7/3 締切) | |
11 |
6/26 |
IT 作文 (形容詞、副詞) | |
12 |
7/3 |
レポート (7/17締切) | |
13 |
7/10 |
IT 作文 (文の接続) | |
14 |
7/17 |
英文電子メール;英語論文の構成 | |
15 |
7/24 |
期末試験 (問題と解答例) |
佐藤洋一編著、「科学技術英語活用辞典」(オーム社)
学科用単語帳(随時バージョンアップします。最終アップは 2009/05/14)
金曜 13:00-14:00。電子メール(tarumi@eng.kagawa-u.ac.jp)では随時受け付ける。できるだけ講義時間中あるいは講義終了直後に質問すること。