ソフトウェア信頼性 (火2) 2010年版 担当:垂水

last update: 2010/08/15

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注意事項

授業の目標

  1. ソフトウェアの品質について、その特性を複数説明できる。
  2. 仕様書作成時に注意すべき事項について説明でき、簡単なモジュール仕様書を作成できる。
  3. ソフトウェアのレビューの方法について一例を説明できる。
  4. テストについて複数の方法とそれぞれの目的を説明できる。
  5. デバッガの主な機能について説明できる。
  6. ISO-9000 シリーズの意義とそのソフトウェア開発への適用時の注意事項について説明できる。

授業の概要

まず、ソフトウェアのライフサイクルの中で信頼性・品質に関係する部分について注目する。次に、ソフトウェアの信頼性・品質を定義する。その後、ソフトウェアのライフサイクルに沿って、見積もり、仕様書作成から、テスト、保守まで、それぞれの場面で使われる技術・技法について解説と演習を行う。さらに、組織的立場からの取り組みとして、ISO9000シリーズについて説明する。

成績評価

レポート50%、期末試験50%で評価し、目標達成が確認できた者を合格とする。レポートでは、授業の目標のうち(2)(3)(4)(5)について与えた問題について達成できていることを確認する。試験では、授業の目標のうち(1)(2)(3)(4)(6)について基本的な知識を確認する。また試験では授業の目標(1)〜(6)に含まれない内容で授業で触れた項目についても出題し、解答内容によりより高い成績評価を付与する。

講義予定/経過

資料は更新されることがありますので更新日に注意してください。

回数
講義日
予定内容
理解目標
備考、進捗状況など
1
4/20
オリエンテーション、ソフトウェア工学の復習 プロセス、プロダクト、ウォーターフォールモデル  
2
4/27
ソフトウェアの品質とは プロダクトの品質とプロセスの品質について列挙できる  
3
5/11
ソフトウェアのメトリクス ソフトウェアのコアメトリクス、プロセス生産性、サイズのメトリクス、品質のメトリクス  
4
5/18
 
5
5/25
上流工程 (1) ソフトウェアの見積り  
6
6/1
上流工程(2) 仕様書の作成 仕様書に関する解説(過去の仕様書作成課題から)
7
6/8
下流行程:コーディング コーディングミスの予防他  
8
6/15
レビュー レビューの方法 演習の指示と最終レポートの指示はこの回の資料に含めました。
9
6/22
テスト さまざまなテスト手法とその特徴  
10
6/29
デバッグ デバッグの基本的な考え方とコツ。デバッガの使用例。  
11
7/5
ISO 9000 ISO 9000 の意義とソフトウェアへの適用。 補講:1コマ目
12
7/6
リファクタリング リファクタリングの意義。  
13
7/13
レビュー演習   Visual C++ 2010 Express Edition について
14
7/20
デバッグ演習;まとめ    
15
7/27 or 8/3
期末試験    

リファクタリングの例題

資料

1
(問題)
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
(最終)

レポート課題

回数
締切日
内容
講評
1
5/11
ソフトウェアの事故例  
2
6/15
仕様書課題  
3
8/10
最終レポート  

レポートの提出方法

参考書

オフィスアワー

オフィスアワーは原則金曜13-14時。電子メール(tarumi@eng.kagawa-u.ac.jp)と講義ホームページ内掲示板では随時受け付ける。

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